昨季のニューウェイ離脱にレッドブル首脳の見解は“真っ二つ”「性能を引き出すのに苦労」「大きな影響を与えない」
ニューウェイの退団以降に成績が下落したのは偶然ではないのでは…(C)Getty Images
2024年、レッドブルは夏場から終盤にかけ未勝利が続くなど不振に陥り、その結果、コンストラクターズタイトルを手放すこととなった。シーズン序盤に、チーフテクニカルオフィサー(CTO)の役割を担っていたエイドリアン・ニューウェイ氏がチームから離脱したことが、マシンパフォーマンスに大きな影響を及ぼしたと伝えられている。
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F1をはじめ、モータースポーツ界で1980年代より空力面の第一人者として知られるニューウェイ氏は、レッドブルでは2005年より活動をスタートさせ、長くマシン開発を手掛けた。近年におけるレッドブルの黄金時代を築いた功労者の1人でもあるニューウェイ氏の退団直後より、チームが失速。エースのマックス・フェルスタッペンですら、10戦連続で表彰台の真ん中に立つことができなかった。
だが、チーム首脳からは、技術部門を束ねていたニューウェイ氏退団の影響については、様々な印象を抱いているようだ。米スポーツサイト『THE SPORTSRUSH』では、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表、ヘルムート・マルコ顧問と、それぞれが昨年の成績低迷の要因について、異なる見解であることを伝えている。
1月19日配信の記事の中では、マルコ顧問がイタリアメディア『Gazzetta』で語ったコメントとして、「序盤は支配的な走りを見せて好調だった」「しかし、ニューウェイが去ってから、我々の技術者たちはマシンの性能を最大限に引き出すのに苦労している」などと振り返っており、ニューウェイ氏退団がチームのパフォーマンスに響いたと明かしている。