スポクラ不公平設定問題 選手が希望したロス五輪への”最適解”「僕たちとしては分かれてくれたほうが…」

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 その中で森や野中生萌(のなか・みほう)、同じくインタビューに応じた楢崎智亜(ならさき・ともあ)が次のように語っている。

 楢崎は今回のパリ大会を契機に多くの人々が関心を持ったことを感じたとしながら、「クライミングの面白さや素晴らしさが広まっていってほしい」と語った。

 さらに「今回は複合種目といってボルダリング、リード種目の2つで競われたんですけど、ロスから、こう、僕たちとしては分かれてくれたほうが、それを専門にしている選手が輝けるので、もっともっと楽しくなるんじゃないかなと思ってます」とコメント。

 今回のパリ五輪においては「ボルダー&リード」と複合種目となったが、次回のロス五輪からは「ボルダー」「リード」、それぞれ単種目として競われることを希望したのだ。

 実際に種目別となれば、森はリードを本職とし、実際に大会では1位を獲得したことから、メダル獲得への期待はぐっと高まる。

 また単種目で競うようになれば、各選手が得意分野で戦うことで、より高いレベルの争いも期待でき、今回の物議をかもすような設定問題解消につながる可能性もある。

 果たして正式種目となる次回ロス五輪において、スポーツクライミングはどのような形で実施されるのか。引き続き、注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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