阪神23歳剛腕は「やっぱり、ワクワクするな」再合流で159キロに聖地どよめく 「この先の戦いで必要なピースになる」
工藤は再び帰ってきた1軍舞台で三者連続三振の圧巻ピッチング(C)産経新聞社
阪神は9月14日の中日戦(甲子園)に0-1の完封負け。
中日ベテラン左腕、大野雄大に8回4安打無失点と封じられ今季7度目の完封負け、中日戦は10勝11敗と再びリーグ唯一の負け越しとなった。
【動画】見せた、ロマン腕!再合流した工藤は最速159キロをマークした
ただ敗戦の中でも光る材料となったのは8回に2番手で登板した工藤泰成にもある。
中日のクリーンアップを迎えるというプレッシャーがかかる場面で出番が回ってきたが、いきなり先頭の上林誠知をフォークで空振り三振に打ち取ると続く、中日主砲の細川成也にはフルカウントからこの日の最速タイとなる159キロのストレートを内角低めに投げ込み、見逃し三振と圧巻ピッチング。甲子園の猛虎ファンをどよめかせた。
最後は5番・福永裕基をフォークで空振り三振締め。6月以来の1軍マウンドとなる中で打者3人に緩急をつけ16球、三者連続三振と成長した姿を示した。
工藤は独立リーグ、四国アイランドリーグ・徳島から2024年度の育成ドラフト1位入団。ルーキーイヤーの今季、春季キャンプで剛速球が注目され、支配下を勝ち取ると開幕1軍メンバーにも抜擢されたが、制球力が課題とされ二軍落ち。今回は6月以来の1軍マウンドとなったが、持ち味の力のあるまっすぐ、159キロも武器となる中、安定感あるパフォーマンスが光った。
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