矢野阪神 今季12度目の完封負け「謎采配」続出で急浮上する「解任動議」とは
この日は4番・佐藤輝も4打数無安打。3番の大山も1安打、5番の糸井も無安打と打つべき人が打たなければ敗れるのは勝負の鉄則だった。
一方で低空飛行を続けるチームに向けられる目は厳しさを増している。潮目が変わる契機になると見られているのは、6月15日に控える親会社、阪急阪神HDの株主総会だ。
例年、株主からチームに対して再建策を含め、熱い意見がぶつけられるのが定番となっているが、今季はここまで苦戦が続いているチームに「メス」が入るのではと注目を集めている。
開幕で大型連敗したときからここまで藤原オーナーは一貫して、シーズン最後まで矢野監督に指揮をとらせることを明言、全面バックアップを約束している。しかし、なかなかチーム状況が上向かないのも事実だ。
「明るい材料が少ない。投手陣は奮闘しているものの、マルテの離脱、開幕戦でめった打ちにあった元守護神・ケラーの獲得など、株主からしたら、フロントに聞きたいことは山ほどあるのではないでしょうか。今年は例年以上に荒れることは避けられそうにありません」(同)
今季限りでチームを退くことが決まっている矢野監督にも厳しい声が飛ぶことは必至とみられている。
かつての株主総会では監督に対する解任要求が飛び出したことも。今季限りでの退任がすでに決まっている矢野監督に対しては「休養勧告」が飛び出す可能性もささやかれている。
Xデーの株主総会までは残り2週間。その間、ファンを納得させる快勝をどれだけ見せられるかが、「嵐」を防ぐ唯一の手段となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】巨人・ウォーカーが切り開く新たな「助っ人像」活躍の裏にある「あの努力」とは
【関連記事】「僕は常にいい感じですから」巨人・小林誠司の発言が注目集める「理由」とは
【野球観戦イベント】6/10(金)オリックスvs阪神戦 日本一の投手コーチ『佐藤義則』が全力でファンと交流!「CoCoKARAnextオンライン野球居酒屋」がリアル&オンライン野球イベントを開催!