「デスパ、いいばい!」元鷹・デスパイネが語る日本野球へのアジャスト術とは
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昨年まで福岡ソフトバンクホークスでプレーした、WBCキューバ代表のアルフレド・デスパイネ。NPBで本塁打王、打点王、ベストナインを獲得し、キューバ代表としてもオリンピック、プレミア12、WBCに出場している経験豊富な主砲だ。豪快なバッティングと愛くるしい雰囲気で、チームからもファンからも愛された最強の助っ人に、NPBでのエピソードについて話を聞いた。
デスパイネはキューバ国内リーグでシーズン本塁打記録を塗り替えるなど、「キューバの主砲」として活躍。2014年のシーズン途中からロッテに加入し、NPBのキャリアをスタートした。
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「ロッテはNPBへのドアを開けてくれたチーム。みんなと仲良くできて、いろいろなことを学べました。素晴らしい選手たちの集まりで、感謝しかないです」
NPB初年度はシーズン途中の入団で45試合の出場ながら、12本塁打を記録。2年目、3年目もホームランを量産し、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献した。短期間で日本野球にアジャストできた理由をこう振り返る。
「体格やパワー、技術は皆それぞれポジションによって差がありますが、日本人選手はみんな一所懸命に練習をしますし、努力家で研究熱心。彼らからたくさんのことを学び、成長できたと思います」
ロッテの3年間で54本塁打を放ち、2017年にはソフトバンクに移籍。移籍初年度はホームラン35本、103打点をマーク。本塁打と打点の二冠に輝き、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。
「ホークスの6年間では、4回も優勝(日本一)することができました。自分にとってすごく貴重な経験で、忘れられない財産です。チームメイトやスタッフ、ファンのおかげで、とても素晴らしい時間を過ごすことができました」