大谷翔平らの離脱で、ついに医療改革を宣言…それでも「諸悪の根源」エ軍オーナーの“倹約主義”に消えぬ不安
もっとも、ミナシアンGMが言うように“医療改革”がスムーズに行われるかは不透明だ。なにせ、最終的な判断を下すのは、「倹約主義」とも揶揄されるアート・モレノオーナーだからである。
オーナーの手腕を問題視する声は尽きない。米メディア『The Athletic』のエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者が元球団関係者ら17人に取材したレポートによれば、モレノオーナーが「マイナーリーグからチームを再び構築するために、資金を無制限に投入する」としたあらゆる環境整備は大幅に遅延。元選手の証言によれば、「彼(モレノオーナー)が、環境を変えるために何かをした証拠はない」という。
さらに元従業員は、モレノオーナーを次のように皮肉っている。
「あのオーナーの目標は勝利ではなく、前年より1円でも多く稼ぐことだ」
8年もポストシーズンから遠のくエンゼルス。今のチームに求められるのは、間違いなく抜本的な見直しだろう。はたして、番記者(ブラム記者)に「諸悪の根源だ」とも断じられた運営を続けるモレノオーナーをはじめとする首脳陣は、どう動くのか。彼らの動向は今オフに注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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