「すべて台無し」エ軍専門サイトが大谷翔平の引き留めに失敗したオーナーの“言い訳”を大糾弾!「7億ドルの融資をする価値はあったのに」
ドジャースと超巨額契約を交わした大谷(右)。そんな偉才を引き留められなかったエンゼルスのモレノオーナー(左)への風当たりは強まっている。(C)Getty Images
大谷翔平(現ドジャース)との再契約の舞台裏が明るみになり、エンゼルスひいては球団首脳陣への風当たりは強まっている。
キッカケとなったのは一本の電話インタビュー。現地10月11日にMLB公式サイト『MLB.com』の取材にエンゼルスのオーナーであるアート・モレノ氏が登場。そこで昨オフにドジャースへ移籍した大谷を引き留められなかった理由について「マイク・トラウトと2030年までシーズンあたり3750万ドル(約55億8000万円)で契約し、アンソニー・レンドンは26年まで3850万ドル(約57億2000万円)で契約したため、ショウヘイ・オオタニと再契約することは不可能になった」と語ったのである。
もっとも、何よりも「勝つこと」にこだわっていた大谷が、成績不振に陥っていたエンゼルスとの契約延長に前向きだったかは不透明だ。さらに全体の97%を後払いにする異例条項を組み込んだ10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)という天文学的な契約を結べていたかも分からない。
それでも“オオタニの金額が高すぎる”としたモレノオーナーの言葉は、どこか必死さに欠ける。球団ワーストとなる99敗を喫したレギュラーシーズン直後であったこともあり、地元メディアからも猛烈な批判に晒された。