「引退ならギフト」大谷翔平とは大違い “英語喋れない騒動”で波紋を呼んだレンドーンへの逆風「オオタニは疑いを残さない」
FAでの退団が濃厚視されている大谷との比較論が展開されたレンドーン。彼への批判の声は強まっている。(C)Getty Images
大谷翔平の完全欠場が決まった現地9月16日、長期離脱を余儀なくされているエンゼルスのベテラン戦士の存在もクローズアップされた。アンソニー・レンドーンだ。
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2019年12月に7年総額2億4500万ドル(約265億9600万円)の超大型契約を締結したレンドーン。しかし、32歳のベテランは金額に見合うだけの働きができていない。今季も相次ぐ故障離脱を繰り返しており、7月4日(現地)のパドレス戦で左膝付近に自打球を当てて戦線を離れてからは、取材陣を「今日は英語が話せない」とスペイン語でけむに巻くなど、非紳士的とされる行動で何かと物議を醸している。
今季もポストシーズン進出を逃したチームの戦力になり切れず、グラウンド外の話題が先行しているレンドーンの現状を嘆く声は少なくない。米スポーツ専門メディア『The Athletic』のエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は「いざ蓋を開ければ、アンソニー・レンドーンは英語を話せたのだ」と皮肉たっぷりに書き出し、誠意に欠ける対応を見せたスラッガーへの不満を書き記した。
「我々は彼と話すための3分に何か月もの時間を要した。レンドーンの沈黙はエンゼルスを取材している人間にとって、愚かで、迷惑だっただけではない。彼がプレーを続けたいのか、7月4日に負った怪我から本気で復帰するための努力をしているのか疑いを投げかけるものだった。彼は公に話すことを拒否することで、批判する人たちの憤りに火をつけるばかりだった。彼が『ここにいたい』という意思を明確にしないことで。その代わりに、彼はその反対のことをしてきたんだ」