【WBC】ドリームチームに一抹の不安 「決めきれない男」栗山監督に心配の声
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最強侍にまた一人、メンバーが加わった。かねてから注目されていた日系2世のラース・ヌートバー外野手(25=カージナルス)を侍ジャパンに招集することを決定。侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が明言した。
ヌートバーは昨季108試合に出場、打率・228、14本塁打、40打点の成績を残した。強肩でも知られ、センターラインを固める選手として期待が高まる。
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一方、11日に行われた代表メンバーの選考会議でもまだ決めかねているメンバーに関して、最終決定は下せなかったという。「ある程度、メンバーの方向性を出したいと思っていたが、なかなか決まらない」と栗山監督は苦悩を明かす。
すでに大谷(エンゼルス)を含む12人の先行メンバーが発表されており、ほかにもこの日のヌートバーや山田、中村(ヤクルト)、大勢(巨人)、湯浅(阪神)、吉田(レッドソックス)の選出が内定済み。足のスペシャリストとして周東(ソフトバンク)の選出も確実視されている。
大谷やダルビッシュも参戦と正にドリームチームの様相を呈しているチーム編成について熟考を重ねるのは当然としても、「(メンバーが)決まらない」を繰り返す栗山監督には心配の声もある。
「直前まで選手のコンディションなど見定めたい気持ちはわかるが、選ばれる選手の準備もある。栗山監督といえば、取材側の経験も長く、選手との関係性を作るのはうまいが、国際大会ではときに予想外のことも起こり、そのときどきで対応が迫られます。果たしてプレッシャーがかかる勝負の世界で冷静に戦力分析を行い、非情に徹しきれるのか。最初のメンバー選考の段階でこれだけ悩む姿を見せられると、少し不安に感じる部分もあります」(放送関係者)