慶大の滑り止めがドラフト1位でプロ入りって…AO入試はどれだけ難関なのか

タグ: , , 2020/10/22

 前述の慶大OBは続けます。

 「高橋投手が目指していた環境情報学部の倍率は約10倍。しかも各ジャンルで国内屈指の実績はもちろん、世界大会出場などの華々しい経歴のある人材が、大学生活における明確なビジョンを示して、我こそはと入学の価値を競います。そして『ウソでしょ』というぐらい、落ちてしまう。高橋投手の場合、コロナ禍で春夏の甲子園大会が中止になったのも痛かった。『甲子園優勝投手』といった肩書きがあれば、野球に無知な教授もさすがに高評価をつけざるを得ないでしょうから」

 聞けば、高橋投手だけではなく、今年も高校球界屈指の好選手が軒並み不合格となっているそうです。

 しかし、プロ野球関係者は、雨降って地固まるとこう力説します。

 「最終的な目標がプロ入りなら、高卒の今が高橋君にとって最高のタイミングです。大学での勉強は引退後でもできる。プロの高いレベルの世界でもまれ、たっぷり寮のメシを食って体を大きくすれば、先発ローテで2桁勝てる投手になれます。昔は大学生に逆指名の権利があったから、進学のメリットも否定できなかったけど、今は違う。鉄は熱いうちに打て!ですよ」

 10月26日に行われるドラフト会議では、地元の中日が1位指名の最有力候補としています。「捨てる神あれば拾う神あり」とは恋愛や結婚における格言ですが、高橋投手にとってその未来が輝かしいものになることを、願わずにはいられません。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
平成史上最悪のドラフト…ヤクルトの2014年暗黒ドラフトを忘れない https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yakult-swallows-2014-draft-players/

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム