戻って来い、池江!過去に病魔と闘ってきた選手、著名人たち

タグ: , 2019/2/16

 競泳女子の池江璃花子選手(18)が白血病を公表した。20年東京五輪メダル有力候補の告白は、スポーツ界を飛び越えて国民的な関心事になっている。

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乗り越えられない試練は与えない


 池江はツイッターで「私は、神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですがいまは、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦っていきたいと思います」とつづった。

 白血病は血液の「がん」で、白血球またはリンパ球になる細胞が異常に増える病気。がん化する細胞の種類によって「骨髄性」「リンパ性」に分かれ、がん細胞増殖の速さによって「急性型」「慢性型」があり、小児も大人も急性が多い。

 タイプや進行具合によって治療法は異なるが、抗がん剤などによる治療には副作用が伴い、厳しい闘病生活になる。治療期間は一般的に半年から2年かかるといわれる。

 初期段階は風邪の症状によく似ており、発熱や体のだるさ、動機、息切れ、頭痛、めまいなど疲労感が強くなる。病状が進むと、出血傾向、あざができやすくなり、リンパ節や臓器の腫れ、関節痛、感染症にかかりやすくなる。

 国立がん研究センターなどによると、日本では、白血病の患者は年間約1万人ほど(10万人当たりで9.6人。男性11.8人、女性7.5人)で、年間約8000人が死亡している(12年推計)。20代未満の若い世代では、数あるがんの中でも発生頻度がもっとも高い。発生原因は不明で、他人事の病気ではない。

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