立浪中日の3年間とは何だったのか 腹心コーチが語る"無念"「これだけうまくいかないんだなということを…」

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 片岡氏も立浪監督に関して「いざ自分が監督になったときに思い描いていたことがたくさんあると思うんですけど、思い描いていたようにはいかなかった」とビジョン通りには進まなかったとした。
 
 その上で「僕がもうちょっと、色々なことをできたかなと思いはありますね」とサポートが十分にできなかったことを認めた上で、「結果的に負けたことが無念です」と話した。

 3年で結果が出ず、自らで進退を決めたとされているが「監督にはなんとかもう1年やってもらえるように 僕たちもやったんですけど」とチーム運営に関して、困難が伴ったとした。

 その上で片岡氏はPL学園時代の盟友である立浪氏とともにチームの運営に関わった点に関しては「15歳で会った選手と54歳、55歳でまた同じユニホーム着てやれるということはなかなかプロ野球ではなかった」としながら、「だからこそ、何とかしたかったというのが本音ですね」とチーム再建を果たせなかったことに後悔をにじませた。

 立浪政権下では、現役ドラフトで獲得した細川成也が独り立ちを果たしたものの、なかなかほかの打線の軸が現れなかったことも響いた。

 指揮官として勝負を賭ける3年目シーズン、得点力アップに期待された中田は開幕戦で豪快なアーチを放つも、腰の不調などもあり、年間通してのパフォーマンスを残せず。

 自慢の投手陣においても開幕投手を任せた柳裕也が不振など、いくつもの"誤算"も重なった。4月には6連勝で一時単独首位にも立ったが、勝負の夏場に失速と追い詰められた。

 中日ひとすじでプレー、「ミスタードラゴンズ」の監督就任時は地元名古屋でも大きく歓迎された。しかし3年の在任中、チーム課題である得点力不足は解消できないまま、終わった。

 「宿題」は次に指揮を執る井上一樹監督に託された。モチベーターとして知られる同監督がどのような形でキャンプインから選手の背中を押していくのか。戦いぶりが注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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