「意見を聞くべきだ」女子ボクサーの“性別騒動”に豪男子選手が持論「選手たちの多くはとても怖がっている」【パリ五輪】
性別適格性検査に不合格となったケリフ。彼女の参戦が波紋を呼んだ。(C)Getty Images
小さくない波紋を呼ぶ決着となった。
現地時間8月1日、パリ五輪はボクシング女子66キロ級2回戦が行われ、イマネ・ケリフ(アルジェリア)がアンジェラ・カリニ(イタリア)に勝利した。
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昨年の世界選手権で性別適格性検査に不合格となったケリフは、同大会の出場権を剥奪された過去がある。そんな彼女の今五輪参戦が議論される中での試合は開始46秒でカリニが棄権。試合後に「あれほど強いパンチを受けたことは今までなかった」と漏らした25歳のイタリア人戦士の言葉は論争をより大きくさせた。
そうした状況下で、大会に参加する選手たちからは不安の声も上がっている。男子63級に出場していた豪州のハリー・ガーサイドは、母国のポッドキャスト番組『Kyle & Jackie O show』で「本当に、本当に難しい話だ」と前置きした上で、「ただ、彼女たちには安全で、公平なプレーをしてほしいと思う。選手たちの多くはとても怖がっているし、フェアじゃないと思っている」と持論を展開した。
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