“0点パフォ”で波紋の豪ブレイキン女子が引退 パリ五輪後の誹謗中傷に心労「ネットにアップされると思うとやりきれない」
誹謗中傷も含んだ逆風が引退の決断を早まらせたのかもしれない。オーストラリアのラジオ局『2DayFM』の番組に出演したガンは「まだブレイキン自体はしているけど、競技には出ない。もう出ない……うん、出ない」と吐露。「私は競技を続けるつもりだったが、今となっては戦いに臨むのは本当に難しい」とパリ五輪以降の批判に対する自身の想いを改めて口にした。
「人々が私をどう見るか、そして私がどんな人間であるべきかを、私自身がまったく分からなくなった。競技に出れば、私のパフォーマンスに対する監視のレベルは高くなると思う。みんながそれを撮影して、ネットにアップされると思うとやりきれない。あの大会(パリ五輪)の騒動は本当に動揺するものだった」
代表選考にも疑う声が浮上し、大論争を巻き起こしたガン。彼女の引退はSNS隆盛の時代のアスリートたちを象徴する出来事とも言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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