プロ野球、戦力外からの“掘り出し物”は? 需要があるのは「左腕」と「左打者」か
■楠本は阪神入り発表近し?
野手では「左打者」の獲得調査報道が複数見られる。
筆頭はDeNAを戦力外になった楠本泰史。巧みなバットコントロールと勝負強さを持ち味とするが、今季は度会隆輝や梶原昂希の台頭に押され、出場機会が激減。新天地を求めることになった。
楠本については多くの媒体で阪神の獲得調査が出ている。この感じだと14日の合同トライアウト直後には正式な獲得発表があってもおかしくない。生まれ故郷・大阪に近い甲子園でもうひと花咲かせられるだろうか。
その阪神から戦力外通告を受けた遠藤成には、オリックスが獲得を検討している旨の報道があった。プロ5年で1軍出場はないものの、シュアな打撃と遊撃を守れる守備力の高さが武器。阪神ではなかなかチャンスをもらえなかったが、二遊間の層が薄いチームなら1軍で試してみる価値はある。
もうひとり、スイッチヒッターではあるが、ソフトバンクを戦力外になった仲田慶介は引きがありそうだ。今季は2軍で打率4割をマークするなど、育成14位からの成り上がりで支配下登録を勝ち取った。その矢先の戦力外にファンからも怒りの声が上がるほど。育成打診もあるかもしれないが、他球団で勝負する姿を見てみたいとも思う。
[文:尾張はじめ]
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