高校生Bリーガー・河村勇輝や日本代表を育てた、高校バスケ名門校の強さの秘訣
桜花学園は1学年8人のみの少数精鋭集団
インターハイ優勝24回、ウインターカップ優勝22回を誇る桜花学園高校(愛知)。昨年は3年ぶりにウインターカップを制し、14回度目となるインターハイ、国体、ウインターカップの高校三冠を達成した、高校女子バスケの頂点に君臨し続ける女王。元日本代表のレジェンド・大神雄子や渡嘉敷来夢など、多くの日本代表を輩出した。
しかし、部員は1学年8人程度と、全国からトッププレーヤーが集まる強豪校にしては意外にも少ない。その理由は、寝食を共にし、チームワークを高めている寮生活。寮には24人しか入れないので、1学年8人までと決まっている。選手にとっては順番待ちが少なく、たくさん練習できるというメリットがある。選手たちは、「上下関係もなく、みんな楽しくやっています」「コミュニケーションを取ることが大事。バスケは先輩後輩もなく、笑顔でいるのが一番」と寮生活について語り、コート外でも絆を深めている。
チームを率いる井上眞一監督は「だいたい部員は僕がスカウトをかけて入ってくる。入学する段階で日本一になりたいという気持ちの子が入学してくるので、選手たちのモチベーションは高い」と話す。監督直々に入学前から卒業まで目をかけることで、少数精鋭、集中指導が行えることが桜花の伝統で、強さの秘訣だ。
春は出会いと別れの季節。高校3年生は次なるステージへ進み、新たに未来のスター候補が入学してくる。日本のバスケットボール界を明るく照らす、高校バスケにこれからも注目だ。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]