下剋上で26年ぶり日本一達成! DeNAが短期決戦を勝ち抜く「ポイントとなった3試合」とは
■日本シリーズ:投手陣に勇気を与えたエースの投球
ソフトバンクとの日本シリーズは、本拠地で連敗スタート。下馬評通りこのまま敗れ去ってしまうのかと思われたが、DeNAは敵地・福岡で息を吹き返して3連勝。勢いに乗って本拠地に戻っても猛打爆発で最後の1勝をつかみ取った。
今思い返すと、シリーズ初勝利となった第3戦の勝利は非常に大きかったと思う。
特に先発マウンドに上がった東克樹の働きは抜群だった。時に指笛の「妨害」に遭いながらも強気の投球を貫き、7回1失点の快投。チームを勝利へ導くとともに、次戦以降のアンソニー・ケイ、アンドレ・ジャクソンのパワーピッチングを引き出した。
このように短期決戦を勝ち抜くにはターニングポイントとなる試合が必ず現れる。そこで結果を残し続けること、劣勢になっても諦めずに戦い続ければ報われることを今回のDeNAナインが教えてくれた。
大きな教訓を残して、2024年のプロ野球は幕を閉じた。
[文:尾張はじめ]
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