昨年の「シリーズ男」も"当落線上"か… DeNA日本一連覇への鍵を握る し烈な外野手争いの行方とは

桑原は昨年の日本シリーズMVPに輝いた(C)産経新聞社
いよいよ2月1日のキャンプインが迫っている。
昨年リーグ3位から下剋上で日本一を達成したDeNAにとっても今季は注目のシーズンとなる。
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キャンプイン間近には大きな補強もあった。サイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーが23年シーズン以来、2季ぶりにチームに復帰。前回も10勝をマークし、2度の月間MVPを獲得した剛腕がチームにどんな上積みをもたらすのか、今から期待が高まっている。
また注目のポイントはし烈な外野手争いにもある。リーグ屈指の充実ぶりを誇るとされるDeNA外野布陣。
昨年の「シリーズ男」桑原将志もその争いに挑む一人となる。
桑原といえばガッツあふれるプレーが持ち味。特に昨年、存在感を示したのは日本シリーズでの活躍にあった。全6試合に出場、日本シリーズ新記録となる5試合連続打点をマークするなど気を吐いた。
本拠地でソフトバンクに2戦先勝を許し、福岡に場所を移して迎えた勝負の第3戦。初回先頭の桑原が二塁打を放つと、その後、牧秀悟の内野ゴロの間に桑原が足を生かして三塁から生還、先制点を奪った。その後、同点に追いつかれるも、5回に再び2番手の大津亮介を捉え、勝ち越しのソロを放つなどチームをけん引したのだ。