「手放しで喜べる状況」ではないが…スネル、4か月ぶりの復帰登板は”及第点”の評価 古巣に2被弾も「健在であることを示した」
スネルの復帰で先発陣に厚みが出るのは間違いない(C)Getty Images
ドジャースのブレイク・スネルがおよそ4か月ぶりに公式戦マウンドに登った。現地時間8月2日、ジョージ・M・スタイン・ブレナーフィールドでのレイズ戦に先発。古巣を相手に3失点を喫したものの、5イニングを投げ抜いている。チームは0-4で敗れ、スネルは今季初黒星となったものの、復帰戦の内容を称える反響なども伝えられている。
スネルは春先に2度先発した後、左肩を痛め負傷者リスト(IL)登録となり、今回が4月2日のブレーブス戦以来、今季3度目の登板となった。レイズの1番ヤンディ・ディアスに2本の本塁打を打たれ、かつてのチームメイトに手痛い一発を連続で浴びるも、8個の三振を奪うなど力投。打者20人に対し被安打5、無四球と、復帰のマウンドとしてはまずまずの内容だったと言えるだろう。
この試合でのスネルのピッチングは、米メディア『TOTAL APEX SPORTS』でもレポートしている。久々の登板で3失点という結果から、「元サイヤング投手も錆がすぐに消えることは無かった」と評しながらも、「とはいえ、スネルの投球内容は決して悲観一色ではなかった。ディアス以外のレイズ打線にはほとんど仕事をさせず、まるでブランクなどなかったかのような投球を披露した」と綴っている。
また同メディアは、試合が行われた球場のサイズにも言及。レイズの本来のホームスタジアムであるトロピカーナフィールドは昨年10月のハリケーンで屋根を損傷し、現在も修復中のため今季はヤンキースがキャンプを行うジョージ・M・スタイン・ブレナーフィールドを本拠地として使用している。今回のスネルが浴びた2本塁打について、「どちらもギリギリでフェンスを越える当たりで、ヤンキー・スタジアムばりの狭さに助けられた感もあったが、スコアシートに記録される数字はすべて同じだ」と論じている。






