Bリーグの頂点へ!チャンピオンシップの見どころを徹底解説!
新潟アルビレックスBB vs アルバルク東京
昨シーズンの王者・東京と、CS初出場の新潟の、注目のカード。新潟はCS初出場ながら、初年度ファイナリストの川崎に競り勝ち、昨シーズンリーグ最高勝率を記録した三河を抑え、中地区優勝を果たした。過去2シーズン、終盤までCS進出争いを繰り広げながら惜しくも手が届かなかっただけに、今年にかける思いは並々ならぬものがある。
新潟の躍進のポイントは、2年連続得点王に輝いたダバンテ・ガードナー選手と、チームの司令塔・五十嵐圭選手との強力デュオのコンビネーション。さらに、数々の優勝経験のある柏木真介選手の加入により、昨シーズンはリーグワースト2位だった平均失点がリーグ上位6位の堅い守りに変貌した。
五十嵐選手は今年のチーム状況について、「過去2シーズンは、ブースターが期待してくれている中で期待に応えることができなかった。真介が入って来てくれて、チームにディフェンスの大切さだったりを意識付けしてくれている。ダバンテとのコンビネーションは年々良くなっているけど、まだ完成系だと思っていない。CSでも周りを驚かせるようなプレーをしていきたい」と語り、CSでの活躍を誓った。
スタジオでは解説の渡邉さんが「五十嵐選手とガードナー選手が非常に安定している。そのままレギュラーシーズンを戦え終えたということで、CSではいつも通りの試合をできるかということがポイント。CSの経験がないだけに、そこは多少不安がある。ただ、ベテラン勢の力はとても心強い。五十嵐選手、柏木選手、池田選手の活躍が今回の躍進に繋がった。CSではより一層ベテランの経験が必要だと思う」とベテラン勢の躍動に期待を寄せた。
一方の小宮さんは、「東京はディフェンディングチャンピオン。昨年度も東地区の2位から出場して優勝まで行っているので、そんなに気にしていないと思う。経験があるので、巻き返す。後半戦になってギアを入れ換えることができる。これはやろうと思ってできることではない。練習量が物を言っている。自信になっている」とチャンピオンだからこその経験と余裕を語るも、「ポイントは、ガードナー。新潟にしても東京にしても、起点になる存在。アルバルクは全力で止めに来る。東京はあまりディフェンスで仕掛けてくる印象はないが、ガードナーのところは仕掛けざるを得ない。最終節の北海道戦を見てもダブルチームを試していたので、二人がかりのディフェンスを仕掛けて来る可能性がある」と分析。
おのさんは、「新潟はホームゲームで24勝6敗、勝率8割というのはすごく大きい。新潟は五十嵐圭選手、東京は馬場雄大選手に注目。五十嵐選手は過去2回CSを逃している中で、強い気持ちで地元新潟をCSに導いた。優勝してCSに行ったということがすごく大きい。馬場選手は、田中選手不在の中、得点守備でより一層活躍が求められる。勢いにも乗っているから楽しみです」と語った。
それぞれのチーム、選手、ブースターの熱い思いを乗せて、Bリーグ王者をかけた戦いが始まる。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]