「レジェンド左腕は期待に応えた」カーショーが見せた“最後の輝き”に米メディアが感嘆「もし、これが最後の登板だとすれば」
劇的勝利にカーショーも興奮を隠さなかった(C)Getty Images
延長18回にまで及んだワールドシリーズ第3戦、ドジャースが6-5でブルージェイズを降し、死闘を制する形で白星をもぎ取った。両軍合わせて、19人の投手がマウンドに登ったこの試合、ドジャースのレジェンドも確かな存在感を示している。12回表に登板した、クレイトン・カーショーだ。
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5-5のスコアで試合が進み、延長戦での3イニング目、ドジャースは7番手のエメ・シーハンがつかまり二死満塁のピンチを迎えた。ここでデーブ・ロバーツ監督はカーショーをマウンドに送る。これが今ポストシーズン2度目の登板となるカーショーは、ブルージェイズのネーサン・ルークスに対し8球を投じ、フルカウントから最後は低めの変化球をひっかけさせ、セカンドゴロに打ち取った。
ランナー3人が塁を埋めた場面で起用されながら、見事にピンチを凌いだカーショー。前回登板はフィリーズとの地区シリーズ3戦目、2イニングを投げ、計5失点を喫していた。すでに引退を発表している37歳はその借りを返すべく、ワールドシリーズの舞台に立ち延長戦の土壇場で気迫の投球を披露。無失点で切り抜けると、本拠地のスタンドは一気に沸き上がった。
大観衆が声援を送ったベテランの雄姿は、米スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』でも振り返っており、「ドジャースのレジェンド左腕は見事にその期待に応えた」などと報じている。






