生命線を断たれたドジャース 世界一に崖っぷちの状況で批判が相次ぐスター軍団の“矛盾”「単純に努力不足ならいいんだけど…」
先発投手陣の踏ん張りに応えきれなかったドジャース打線(C)Getty Images
チームの“生命線”である打線が完璧に封じ込まれた。
現地時間10月29日、本拠地でブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦で、ドジャースは1-6と完敗。通算の対戦成績もブルージェイズの3勝2敗となり、世界一連覇の悲願は瀬戸際に追い込まれた。
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この日は相手先発に苦闘を強いられた。マウンドに上がった新人右腕のトレイ・イェサベージは、3回にキケ・ヘルナンデスのソロ被弾を許したが、ドジャース打線を翻弄。1949年のワールドシリーズ第1戦でドジャースのドン・ニューカムが記録した新人投手の奪三振記録(1試合11個)を更新する12奪三振をマークした。
イェサベージが繰り出す速球とスプリットに手も足も出ず。22歳の新人右腕が降板してからもブルージェイズ投手陣を前に沈黙したドジャース打線。直近2試合でも3得点と精彩を欠く内容には、指揮官も不満をこぼす。試合後の会見に登場したデーブ・ロバーツ監督は「いい気分ではないね。ブルージェイズ側は明らかにヒットを打ち重ね、走者を進める方法を見つけているのに、私たちはそれができていない」と嘆いた。
当然ながら地元メディアからも鳴りを潜める打線の近況は批判の的となっている。米紙『Los Angeles Times』のドジャース番を務めるジャック・ハリス記者は「見過ごされてきた攻撃の懸念は、本格的に警報が鳴る領域に達した」と指摘。「物語はシンプルだ。ドジャースは打てなかった。シーズン後半から続いていた矛盾が本格的に露わになった」と嘆いた。






