問われる大谷翔平への“敬遠策”の是非 MLB通算541本塁打の最強OBは異論「君たちは勝負をするの? 勝ち筋はないぞ」

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決定的な局面ではことごとく勝負を避けられている大谷(C)Getty Images

 二刀流スターへの徹底的な対策が議論の的となっている。

 話題のタネとなっているのは、目下開催中のワールドシリーズで32年ぶりの世界一を目指しているブルージェイズが、ドジャースの主砲である大谷翔平に講じている敬遠策だ。

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 勝負所では必ずと言っていいほど避けている。ブルージェイズは、今ワールドシリーズで大谷に対して、計5つの敬遠を記録。現地時間10月27日の第3戦では、2本塁打を含む4打席連続長打を放った直後から5四球(4敬遠)と「そもそも打たせない」と言う形で徹底的に対策。さらに現地時間10月31日の第6戦では二死2塁の局面で、同回の打席まで15打席連続無安打だった大谷を歩かせもした。

 もっとも、今ポストシーズンにおいて大谷が敬遠された直後の打者の打撃成績は、打率.500(6打数3安打)、4打点、3四球とドジャースナインを奮起させる結果ともなっている。それだけにブルージェイズの対策が「最適解」とは限らない。実際、一部の識者からは懐疑論も噴出。米メディア『Sportico』のバリー・ブルーム記者は「MLB最高峰の試合を観戦するために大金を支払っている人たちは、あんなものなんか見たくはないんだ」と強調。そして、申告敬遠が「有用性を失っている」とし、「MLBは申告敬遠を廃止すべきだ」と異論をぶちまけた。

 だが、強打者と対峙する怖さを熟知する球界OBからは、「大谷を避ける」という判断に太鼓判が押されている。MLB通算541本塁打を記録した名打者デビッド・オルティス氏は、米スポーツ専門局『FOX Sports』の番組内で「オオタニがスランプを抜け出すのは、たった一晩、たった1打席でも起こりえる。彼はそれができる唯一無二の選手だ」と指摘。今ポストシーズンで打率.254と苦しむ偉才の可能性を論じた上で、敬遠こそが最善策という見解を示した。

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