史上初“敵地3勝”の快挙 山本由伸の圧巻投球に米メディアも感服「メジャー最高の投手に異論なし」「最後まで主役であり続けた」
山本は誰もが認めるドジャースのエースになった(C)Getty Images
2025年のワールドシリーズはドジャースが4勝3敗で制し、球団史上初の連覇を達成した。第7戦も延長戦までもつれたブルージェイズとの死闘は、ドジャースのエース山本由伸が締め括り、世界一達成の立役者となった。
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前日の第6戦も含め、ワールドシリーズで2度先発し2勝をマークしていた山本が、最終第7戦の9回裏、スコアは4-4、一死一、二塁の場面で6番手としてマウンドに立った。近代野球ではほぼ見られなくなった、先発投手の連夜の登板。緊張感も高まる中、最初の打者を死球で出塁させるも、後続を打ち取り見事に火消しに成功している。
続く10回裏も山本が打者3人で抑えると、11回表のドジャースの攻撃で女房役ウィル・スミスにソロ本塁打が飛び出し5-4と勝ち越し。そしてその裏、背番号18がマウンドに向かい、一死一、三塁と走者を背負うも、アレハンドロ・カークに内野ゴロを打たせ併殺打となりゲームセット。極めて過酷な投球となったはずの山本は、終わってみれば2回2/3を投げており、この日のドジャース投手陣の中で最も多くのアウトを記録する結果となった。
延長18回決着となった第3戦終盤でのブルペン入りなど、試合出場以外でもその存在がフォーカスされた山本は、第7戦終了後、ワールドシリーズMVPに“文句なし”の評価で選出されている。今季のポストシーズンを通して、その右腕でチームを力強く牽引した。






