ヤ軍が見誤った山本由伸の価値 衝撃連投に“495億円の出し惜しみ”を米記者が悔恨「ヤマモトはヤンキースが好きだった」
ヤンキースオーナーが「確信した」山本の価値
米メディア『The Athletic』のヤンキース番を務めるクリス・キャッシュナー記者は自身のXで「ヤマモトがやったことは信じられない」と発信。23年12月に球界を賑わせた山本争奪戦に参戦していたヤンキースのオーナーであるハル・スタインブレナー氏が契約破談の際に示していた見解を伝えた。
「我々は3億ドルという金額が、正しいか間違っているかは別として、入札が継続する中で非常に良いオファーだと確信した。3億2500万ドルが高すぎるか? 3億ドルという提示が非常に、非常に良い条件だと感じていた」
スタインブレナーオーナーの意見も一理はある。当時の山本はNPBでの投球経験しかなく、メジャーでの成功も確実なものではなかった。加えて、自分たちが2019年にゲリット・コール獲得の際に交わした投手史上最高額(9年総額3億2400万ドル=約352億3300万円)を超える契約をルーキーに払うことへの躊躇もあったのかもしれない。
しかし、今回の偉才ぶりを目の当たりにし、出し惜しみによって逃した魚の大きさをキャッシュナー記者は痛感させられている。フォロワーから「仮にヤンキースが3億2500万ドルのオファーを提示していたら、彼をニューヨークに連れて来れたと思う?」と問われ、こう指摘している。
「それはわからない。ただ、彼(山本)はヤンキースが好きだった。彼らの交渉は順調に進んでいたんだ。私の意見を言わせてもらえば、2500万ドルの差しかないなら、それに見合う条件を提示すべきだ」
山本が入団してからドジャースは連覇をやってのけた。その光景をヤンキースをはじめとする争奪戦に乗り出していた球団の幹部たちはいかなる思いで見つめているのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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