「カナダ人はアメリカの鼻をつつくような伏兵の立場を好む」 ブルージェイズ32年ぶり世界一へ「勢いは止まらない」と地元報道
激闘のア・リーグ優勝決定シリーズを制し、涙を流すゲレーロJr.(C)Getty Images
第7戦までもつれ込んだア・リーグ優勝決定シリーズを制したブルージェイズは現地時間10月24日から、大谷翔平らを擁するドジャースとのワールドシリーズに臨む。下馬評は「不利」とされるが、地元カナダでは、強気な姿勢を維持するメディアも少なくない。
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カナダを拠点とする論説メディア『The Hub』のコラムニストを務めるカーク・ラポイント氏は、寄稿記事の中で「ブルージェイズの勢いは止まらない」と息巻いている。2014年のバンクーバー市長選挙で2位に入った異色の経歴を持つ同氏は、ドジャースの強さを認めつつ、21世紀に入ってワールドシリーズ連覇球団が現れていない点を指摘し、「野球とは一つの煌めきをつかんでも、次の瞬間に失ってしまう儚い競技だ」と位置づけた。
記事では、ジョージ・スプリンガーの逆転3ランが生まれたア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦を詳報。その上で「主砲ボー・ビシェットをケガで欠きながらも、ヤンキースとマリナーズを撃破し、チーム全体で勝つ野球を体現した」と伝えている。
“因縁”にも触れた。一昨年は大谷翔平、昨年は佐々木朗希の獲得に名乗りを上げたとされながら、2人はドジャースに入団。また、2017年途中から22年までブルージェイズでプレーしたテオスカー・ヘルナンデスについても「ドジャースは愛情を持って迎え入れ、再契約にまでこぎつけた」と記した。






