「本当にひどい」性別騒動の女子ボクサーを“男”と呼称 次戦相手のSNS投稿に批判殺到「とても下品で不快」【パリ五輪】
自身2度目の五輪に出場中のケリフ。彼女の参戦が大きな論争を起こし続けている。(C)Getty Images
問題のあるSNS投稿と言わざるを得ない。
現地時間8月3日に行われるパリ五輪の女子ボクシング女子66キロ級準々決勝で、イマネ・ケリフ(アルジェリア)と対戦するアンナ・ルツァ・ハモリ(ハンガリー)は、試合を控えた2日(現地時間)に自身のSNSを更新。ケリフを「男」と呼び、批判する投稿を行った。
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ハモリが誹謗中傷に近い投稿を行ったのは、大会前の騒動が原因と考えられる。
東京五輪にも出場していたケリフは、昨年の世界選手権時に国際ボクシング協会(IBA)の性別適格性検査で不合格に。国際オリンピック連盟(IOC)はパリ五輪参加を「資格を満たしている」と認めたものの、25歳のアルジェリア人戦士の存在は小さくない論争となっていた。
そんなケリフとの対戦に挑むハモリは、現地時間8月2日に英紙『Daily Mail』などの取材に応じた際に「私は何も怖くない」と断言。「メディアやSNSで流れるコメントやニュースは気にしてない。とにかく自分のことだけに集中したい」と語っていたが、自身のInstagramで物議を醸してしまった。
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