「IBAが私を裏切った」性別騒動の女子ボクサーが4強進出&メダル確定後に論争に言及「努力してきたんです」【パリ五輪】
リングを去る際に感情を爆発させ、涙を流しながらコーチ陣と抱き合ったケリフ。試合後に中東のスポーツネットワーク局『beIN Sports』のインタビューに応じ、「私は国際ボクシング協会で何年もボクシングをやってきたが、その協会が私を裏切った」と目を潤ませながら強調。さらに「だけど、私は神と愛する人たちと共にある」と語る25歳は、こう訴えかけている。
「私はアルジェリアのために、ここパリでメダルを獲得できたことをとても誇りに思う。ここにたどり着くまで、私は努力してきたんです。もちろんここから金メダルを獲るための戦いが始まります。だけど、ここで一連の騒動で私を支え、同情してくれたすべての人に感謝したいです。これはすべての女性のための勝利だと思っています」
ついに4強にまで進出したケリフ。その勢いはどこまで続くのか。現地時間8月6日に行われるチャンチェーム・スワンナーペン(タイ)との一戦も大きな注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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