性別適格騒動のケリフが66キロ級決勝進出! 金メダル目前の快進撃に米紙も激賞「馬鹿げた物語に終止符を打つ」【パリ五輪】
誹謗中傷も受けた。それでも、連戦連勝で勝ち上がったケリフは、試合後に「私は自分のパフォーマンスをとても誇りに思う」とコメント。周囲の喧騒をよそに勝ち上がった彼女は「私はもう決勝に集中している。ここまで達するために全力を尽くしてきたし、答えは常にリングの中にある」と殊勝に語った。
その快進撃は国際的にも大きくクローズアップされている。米紙『USA Today』は「ここ数日、おそらく彼女は感情的に大変な日々を送ってきた。だが、彼女は前に進んだ。この試合では涙などなかった。勝利を笑顔とガッツポーズで祝った」と試合後のケリフの様子をリポート。「金メダルか、銀メダルか。いずれにしろ彼女はどちらかを持ち帰ることになり、あまりに馬鹿げた物語に終止符を打った」と伝えている。
なお、現地時間8月9日にケリフは、世界選手権66キロ級覇者の楊柳(中国)と対戦する。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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