敵が“男”と揶揄も闘志消えず…世界的論争を招いた性別騒動の女子ボクサーの金メダルを米紙が激賞「歴史に名を刻んだ」【パリ五輪】

タグ: , , , 2024/8/10

金メダルを手に笑顔を見せ、キスをするケリフ。(C)Getty Images

 大一番を制した“渦中のヒロイン”は、リングの中心で快哉を叫んだ。

 現地時間8月9日、パリ五輪のボクシング女子66キロ級決勝が行われ、イマネ・ケリフ(アルジェリア)が、楊柳(中国)と対戦。5-0とフルマークでの判定勝ちを収め、見事に金メダルを手にした。

【関連記事】性別騒動に揺れたケリフ、涙の金メダル! 中国の“世界王者”に歓喜の判定勝ちで「やったわ!」と絶叫【パリ五輪】

 性別適格性検査に不合格となった過去によって、喧騒は絶えなかった。

 昨年に国際ボクシング協会(IBA)が主催する世界選手権の検査で「XY」染色体を持つと証明され、女子57キロ級のリン・ユーチン(台湾)とともに出場権を剥奪されたケリフ。パリ五輪出場を巡っては、ボクシング競技の統括組織である国際オリンピック委員会(IOC)が「科学的根拠がある」と認可。女子選手としての参加が決まったが、わずか46秒で相手が棄権した初戦を機に世界的論争が起きていた。

 ケリフの参戦には批判や誹謗中傷は相次いだ。準々決勝で対戦したアンナ・ルツァ・ハモリ(ハンガリー)からはSNSで「私は男と戦わなければならない。私はこのオリンピックに参加するために人生をかけてきた。でも、もしかしたら、男が私の夢を止めてしまうかもしれない」と“攻撃”も受けた。しかし、25歳のアルジェリア人は折れなかった。

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム