「私はIOCから招待された」性別騒動の台湾女子ボクサーが金メダル 漏れた涙の理由も激白「色んな苦労が一気に」【パリ五輪】

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 試合後の表彰式で黄金に輝くメダルを手にした際には、思わず涙を流した28歳。セレモニー後に母国メディア『Focus』の取材に応じた彼女は感極まった理由について「本当に多くの台湾人が私を支えてくれた。あの瞬間、ボクシングを始めた時から今に至るまでの色んな苦労が一気によみがえってきたんです。仲間や国のために、このメダルを獲得できたことはとても大きな意味があり、涙が出ました」と明かした。

 世間からの批判については「もちろん、私に関する騒ぎやニュースはコーチを通じて情報だけ聞いていましたけど、あまり気にしていなかった」と語ったリン・ユーチンは、「私はIOCからオリンピックに出場するよう招待されたんです」と強調。そして、こう続けている。

「トップアスリートとして、試合に集中し続けることが極めて重要だったんです。対戦相手が誰なのか、そして次の試合に向けてどのように準備すればよいのか。それを考えるだけで私は精一杯でした」

 世間の喧騒を最後まで意に介さなかった。そのメンタリティーこそ、彼女が悲願の金メダルを手にできた要因かもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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