主砲ハーパー&シュワバーの流出危機…ドジャースに屈したフィリーズの年間212発“超強力打線”は瓦解か「留めることが正しいとは限らない」
ただ、今オフのフィリーズは、打者だけでもFAに回るとみられる主力が複数いる。レギュラーシーズンに大谷翔平(ドジャース)を超える56本塁打、132打点を叩き出したカイル・シュワバーに加え、強肩強打の正捕手J.T.リアルミュートも退団の可能性が小さくない。仮に再契約を果たすにしても出費がかさむのは必至の情勢だ。
そうした中で、「可能性は低い」とされるハーパーのトレード放出が実行されれば、リーグ最高となる年間打率.258と同リーグ5位の212発を記録した強力打線の瓦解は免れない。果たして、シーズン終了後の報告記者会見で「私は今のハーパーが球界トップ10選手に当てはまらないと思う。彼がエリートになれるのか、ただの良い選手になるのか。それはこれから分かる」と厳しい言葉を懸けたデイブ・ドンブロウスキー事務部長をはじめとする球団幹部の決断はいかに――。
いずれにしても、「世界一」を目標に掲げ、数年単位で強化を推し進めてきたフィリーズにとって、ドジャースに喫した“完敗”はあまりに痛恨だった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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