また出てきた!今日にも3年連続Vのオリックスで現れた次世代エース候補 「オリックスの育成力すごすぎ」「防御率えぐい!」の声も
中嶋監督の指導力も高く評価されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
オリックスは9月19日のロッテ戦(京セラドーム)に3-2と勝利。今季最多の貯金31とし、マジックは「2」となり、今日にもリーグ3連覇が決まる。
大事な試合で快投を見せたのは「負けない男」だった。育成出身、プロ6年目の東晃平は走者を出しながらも粘り強い投球。初回に自己最速となる155キロをマーク、3回二死一塁から藤岡裕大に適時打を浴びて1点を失うも、5回二死満塁のピンチには山口航輝を左飛に打ち取るなど球威ある直球を軸に7回を110球、1失点の熱投を見せた。
東はこれで球団初となるデビューから無傷の7連勝を達成。同記録は先発に限れば42年の藤本英雄氏(巨人)以来、2リーグ制では至上初となる快挙となった。
150キロ台の伸びのあるストレートに加え、キレの良い変化球を制球良く投げ込んでいく投球スタイルにはファンの間からも「オリックスの育成力、すごすぎ!」「防御率えぐい!」と、東の投球を称賛する声がSNS上ではあがった。
東といえば、2017年の育成ドラフト2位で入団後、怪我に悩む時期も経て、昨年7月に支配下契約を勝ち取ったことで知られる。地道な努力を積み重ね、今季は7月から先発ローテーションに定着。大事な夏場の戦いで存在感を示した。
注目を集めているのは、抜群の安定感にもある。今季は9試合に投げ(内先発7試合)6勝をマーク、防御率は「1・71」を記録。球界屈指の好投手であり、2年連続ノーヒットノーランも達成した同チームの山本由伸の防御率「1・32」には及ばないが、「ネクスト由伸枠」には十分入ってきそうなパフォーマンスを続けている。