リーグ3連覇 オリックス強さの秘密 球界OBからは「謙虚さがいい」 指摘されたポイントとは
リーグ3連覇を達成、圧倒的な強さを誇った「中嶋オリックス」(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
オリックスは優勝マジック「2」で迎えた9月20日のロッテ戦(京セラドーム)に6-2と勝利。3年連続15度目のパ・リーグ優勝を果たした。
中嶋聡監督の信念でもある「全員で勝つ」を体現したシーズンともなった。今季は130試合で123通りのオーダーを敢行。1、2軍の戦力をすべて結集、まさに全員野球でリーグ3連覇に挑んだ。
【動画】優勝インタビューでは今後のCS、日本シリーズの戦いに前向きな姿勢を示した中嶋監督
シーズンの戦い方を象徴するような粘り強さが光った。2点を追う7回二死、マーウィン・ゴンザレスが死球で出塁すると、杉本裕太郎は二死二塁からロッテ横山陸人を捉え、適時打をマーク。1点を返すと、この回は二死から5本の適時打を含む6安打と打者一巡の猛攻で一挙6得点を奪い、試合をひっくり返した。
リーグ3連覇は94年に5連覇した西武以来で、パ・リーグでは21世紀初の快挙となった。
2位に14・5ゲーム差をつけ、圧倒的な強さを誇った「中嶋オリックス」について球界内からも様々な考察の声が出ている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏が20日に自身のYouTubeチャンネルを更新。その中でリーグ3連覇に輝いたオリックスについて言及している。
同氏は優勝したオリックスに祝福の言葉をかけながら、最近でも優勝マジック点灯後のチームの様子が印象的だったという。
中嶋監督始め、選手、関係者と言葉を交わす機会があったとした中で「強いな」と声をかけると、異口同音に「強いですか?全然そう思わない」と返されたというのだ。