「選手、コーチ、監督の関係性が良い」球界OBが感じたオリックスの強さの”根っこ”「気分良くゲームができる」
中嶋監督率いるオリックスの強さは盤石。CSでも好ゲームを見せてくれるだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
オリックスは、見事パ・リーグ3連覇を達成。打線の中軸を長年担っていた吉田正尚のメジャー移籍に伴い、苦しいシーズンが予想されたが、2位に大差をつける圧倒的な強さを見せた。408失点はリーグ最少、58失策はリーグ2番目に少なく、ディフェンス面が優れていたことが優勝の要因と言えそうだ。
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守りの堅さだけではなく、チーム内の雰囲気の良さも大きかったのかもしれない。現役時代に中日のエースとして活躍した川上憲伸氏が自身のYouTubeチャンネルで、オリックスの強さの源泉について解説した。
まず「オリックスっていうと中嶋監督がシーズン中、試合中、すごく怖いイメージがあるんですよね」としつつ、「選手から聞くと『すごくアットホームなチーム』。選手が気分良くゲームができるような、そういうチーム作りというか、そういったシステムにしてくれるとは選手も言っている」と話す。
川上氏が指摘する通り、中嶋聡監督は試合中にあまり笑顔を見せず、むすっとした表情を浮かべていることが多い。怖そうな印象ではあるが、選手からすれば「気分良くゲームができるようなチーム作り」をしてくれる最高の上司ということだ。
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