「日本は第2の故郷」元大洋の人気物、ポンセが語った”夢”と”恩返し”「日本でプレーできる選手を育てたい」【後編】
ポンセは日本人選手の現状について「レベルは間違いなく上がっています」と語った(C)産経新聞社、左は本人提供写真
現在のDeNAベイスターズが平成初期まで「大洋ホエールズ」という球団名として活動していた当時にチームを支え、球団史に残る活躍をみせた助っ人カルロス・ポンセ。1986年から5シーズンにわたり在籍し、オールスター出場や、打撃タイトルも獲得するなど高い実績を残した。
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現役引退後は、米国で学生など若手選手の育成、指導に携わる傍ら、日本向けのYouTubeチャンネル開設や、実際に日本に訪れるなどさまざまな活動を通じて、かつてプレーした国への愛情を表現してきた。今回のインタビューでも日本への想いを熱く語っている。
「日本で大洋の選手として5年間を過ごしたことで、日本が好きになりました。ファンの皆さんや、スタッフの皆さんから自分はいつも良くしてもらっていましたので、本当に素晴らしい5年間になりました。自分と家族にとって、日本は落ち着く場所であり、色々な思い出を作ることができました。第2の故郷だと思っています」
ポンセが日本でプレーしていた当時からすでに30年以上が経過している。現在の日本球界は、選手の置かれる環境も大きく変わったという印象を持っているようだ。
「もちろん、メジャーリーガーとして海を渡る選手もどんどん増えている等、日本の野球界はレベルアップを続けています。昔とは様々な面で変わってきているように感じます。現在はトレーニングの仕方でも、休むことも重要視するようになり、選手の食事なども細かく気を遣うようになっていますよね」