「日本は第2の故郷」元大洋の人気物、ポンセが語った”夢”と”恩返し”「日本でプレーできる選手を育てたい」【後編】
日本から離れても、日本球界の選手個々のパフォーマンスの向上ぶりは気にかけている。そして、助っ人外国人選手との力関係の変化も感じていると言う。
「日本の投手も今では、球速150kmを投げることは当たり前になりましたよね。中には160kmを超えるボールを投げる投手も出てきています。また、米国などからやってくる外国人選手も、昨今はかつてのように活躍する選手は少ないのではないでしょうか。国際大会などでも世界のトップに立つ実績も残していることからも、日本球界のレベルは間違いなく上がっています」
そして、ポンセの今後の夢を聞くと、日本球界のさらなる発展に協力することだと言葉に力を込める。母国であるプエルトリコで選手アカデミーを開くという目標もその一つだ。
「決して簡単ではないことですが、アカデミーで選手を育て、野球とともに日本語も教えたいと考えています。若い選手を育て、日本の大学や独立リーグなどに送り、日本のドラフトでプロ入りできるような環境を作っていきたいです。お世話になった日本に、そういう形で恩返しできたらと思っています」
そして、日本のファンには心からの親しみを込め、感謝の言葉を送っている
「皆さんに『ありがとう』の一言を伝えたいです。大洋ホエールズでプレーした5年間は本当にファンの皆さんの応援に支えられました。また、私が日本を去った後も、長く応援してくれています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私はこれからも、色々なことに挑戦しますので応援していただければ嬉しいです」
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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