【広島】昨季リーグ4位からの巻き返しなるか 上位浮上が期待されるチームで埋めるべき「穴」とは
先発陣では大瀬良大地、森下暢仁、床田寛樹の3本柱に次ぐ、若手投手の成長が待たれる。
注目されているのは今季がプロ6年目を迎える左腕の玉村昇悟だ。24年は7月30日のDeNA戦でプロ初の完投勝利を飾ると、続く8月の試合でも2試合連続となる完投勝利をマーク。4勝をマークし、飛躍への足がかりを作った。
ほかにも昨年存在感を示したアドゥワ誠、プロ2年目で本格覚醒が期待される常広羽矢斗、現役ドラフトで日本ハムから加入したサブマリン右腕の鈴木健矢など楽しみな顔ぶれはそろっている。
また上位浮上のために欠かせない材料となるのは近年の課題である打線強化だろう。
昨年は助っ人のマット・レイノルズ、ジェイク・シャイナーが不発。今季はメジャー通算21発のエレフリス・モンテロ、マイナー通算104発のサンドロ・ファビアンに期待が高まる。
日本人野手では侍ジャパンの活躍も注目された小園海斗、巨人キラーで知られる末包昇大などパンチ力ある若手も多いだけに投打で上積みを示せるか。
新井貴浩監督にとっても就任3年目と勝負を賭ける年となる。昨季は9月に20敗と屈辱の失速となった。選手の背中を効果的に押す、モチベーターとしての手腕で集大成を見せられるか。キャンプ、オープン戦からどのような形で開幕に向かっていくのか、注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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