注目集める広島の開幕投手問題 新井監督が嬉しい悲鳴となるか 浮上する「投手の名前」
また2023シーズン、安定感抜群の投球を見せたのは左腕エース、床田寛樹にもある。24試合で11勝(7敗)、リーグ3位の防御率2・19と圧巻のパフォーマンスを示した。特に開幕戦で当たるDeNAとは昨年7試合に登板し、3勝(1敗)、防御率1・88と相性の良さも示しているとあって、これらの材料を新井貴浩監督がどう判断するか。
昨年8勝(8敗)をあげた九里亜蓮も注目の存在となる。かつてリーグ最多勝に輝いた右腕も今季でプロ11年目を迎えるとあって、円熟味あふれる投球術で大役を射止められるか。
チームの先発陣ではほかにも即戦力右腕としてドラフト1位ルーキーの常廣羽也斗(青山学院大)の活躍も期待されている。
広島の2024年シーズン、V奪回を目指すチームのキャッチフレーズは「勝(しょう)しゃ」になるという強い意志と「がむしゃら」に戦うという意味などが込められた「しゃ!」に決定。まさにこのキャッチフレーズ通りに、がむしゃらに勝ち星を積み重ねようとする選手が増えるほど、大きな果実に手が届く。
果たして新井監督が大事な開幕投手を託すのは誰となるのか。キャンプ、オープン戦を含めたし烈な争いが注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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