【巨人】残留決めた大城卓三に危惧される"茨の道" 浮上するポジション問題とは
大城の先発マスク機会は減少している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は12日、去就が注目されていた、大城卓三がFA権を行使せず、チーム残留を決断したと発表した。
大城は球団を通じて「この期間、ジャイアンツでの7年間を思い返しながら熟考した中、やっぱりジャイアンツでプレーを続けたい、今のチームメートと一緒に日本一になりたいとの強い思いは変わりませんでした」と激白。決断の根底には強いジャイアンツ愛があったとした。
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「強打の捕手」として知られ、昨年はキャリアハイの16本塁打をマーク、主戦捕手としてチームを引っ張った大城も2024年は苦しいシーズンとなった。
今季、阿部慎之助監督は投手に応じた3捕手併用制を選択。攻守に躍動した姿を見せた岸田行倫がチーム最多の72試合、「スガコバ」バッテリーが復活した小林誠司が36試合、大城は34試合で先発マスクを担ったが、捕手としての出場機会は激減した。打撃においても開幕から打率1割台と低迷、5月に登録抹消され、ファーム調整を経て1軍に再合流となっていた。
FA権行使の選択においては、自身の捕手としてのキャリアを今後どう考えていくのかが注目されたが、結果としてジャイアンツ愛が勝り、残留の判断となった。
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