今オフは捕手大シャッフルか FA戦線で注目集める「世界一捕手」と「球団名」
そして仮に甲斐が宣言すれば、ほかの球団の捕手の判断にも影響を及ぼしそうだ。
まずは巨人の大城もFAイヤーを迎えている。昨年16本塁打をマーク、「強打の捕手」としてしられるが、今季は捕手としての先発機会が大幅に減ったことで、熟考中とされるFA権を行使するかの判断が注目される。
さらに阪神でも梅野隆太郎と併用で起用されている坂本誠志郎がFAイヤーとなっている。
昨年は梅野が骨折離脱した8月中旬以降、特に存在感を発揮し、自己最多の84試合に出場。チームを引っ張り、18年ぶりのリーグ優勝、日本一の立役者の一人となった。ゴールデン・グラブも獲得と飛躍の年となった。
今季はリード面で岡田彰布前監督から注文を受けることもあったが、日本一も経験したキャリアは誇れるとあって、仮に宣言すれば、こちらも複数球団の争奪戦になると見られている。
まずは今週末に日本シリーズ出場も控える、捕手FAのキーマンである甲斐の判断が大きく注目を集める。仮に優勝球団の捕手が流出となれば、ソフトバンクも経験のある捕手獲得に動かざるをえない。
様々な糸がからみあいそうな捕手FAの行方、今後も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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