セ・リーグの球宴プラスワンを勝手に予想 黄金ルーキー・度会か巨人の“救世主”か
■巨人の“救世主”はインパクト大
【巨人】菅野智之、エリエ・ヘルナンデス
巨人はファン投票で選ばれた岡本和真をはじめ、4選手が出場予定。残った中だと菅野智之、エリエ・ヘルナンデスを挙げたい。
菅野は今季、復活のシーズンを迎えていると言って良い。直球のスピードが150キロを超え、宝刀・スライダーの威力も抜群。ここまでリーグ4位タイの7勝をマークしている。
ヘルナンデスは交流戦からの入団だったが、貧打にあえぐ打線にカツを入れ、外野守備も安定している。“救世主”の異名を持ち、活躍のインパクトの大きさも含め、先の度会とともに投票レースを引っ張ると見るがどうだろうか。
【ヤクルト】ホセ・オスナ、西川遥輝
ヤクルトはファン投票で村上宗隆、長岡秀樹が選ばれるなど、5人が選出されている。残った中だとホセ・オスナ、西川遥輝の野手2名が有力候補か。
オスナは監督選抜で選ばれたドミンゴ・サンタナとともに打線を引っ張っており、ここまでリーグ2位タイの42打点をマーク。巧みな一塁守備や人柄の良さも票につながるか。
西川は初のセ・リーグ参戦でも、プレースタイルを変えることなくここまで来ている。今年で32歳とベテランの領域に差し掛かるが、元気な姿をパ・リーグのファンにも見せたい。
【中日】小笠原慎之介、田中幹也
中日はファン投票でライデル・マルティネスと細川成也、監督選抜で髙橋宏斗と松山晋也が選ばれている。残った中だと小笠原慎之介、田中幹也を推したい。
小笠原は開幕から先発ローテをほぼ守り続けており、イニングイーターの役割を担っている。今季は力勝負だけでなく、押し引きや投球術の向上が見られるのも特徴だ。
田中は大卒2年目の今季に1軍デビュー。二塁守備での俊敏な動きは「忍者」の異名がつき、菊池涼介(広島)の再来とも言われる。しぶとい打撃や積極的な走塁も評価が高く、まだまだ人気が出そうな選手だ。
[文:尾張はじめ]
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