名門企業チームから独立リーグ移籍のなぜ? アマ野球有望選手の意識に変化のワケ
そして、こう続けるのです。
「今秋のドラフト会議では育成も含めて23名もの独立リーガーがNPBの門をたたきました。阪神2位の椎葉剛(徳島インディゴソックス)、ロッテ2位の大谷輝龍(富山GRNサンダーバーズ)ら上位指名される選手も出てきた。確かに社会人野球のレベルは高いですが、ミッションはあくまで都市対抗出場なので、そのためのパーツに徹することを求められる。打者なら右打ちに送りバント、といった具合です。その分、NPB入り後、即戦力として活躍する選手が多いことも、社会人野球の凄さ。このあたりを踏まえて、『何が何でもプロに行きたいから、独立リーグで勝負してみよう』と考える選手が出てくるのは、決して不思議なことではないのです」
野球人なら誰もが羨む名門企業チームのユニフォームを脱ぐという決断は生半可なものではないはず。彼らが独立リーグの舞台でどのようなパフォーマンスをするのか、ファンの熱視線が注がれることになります。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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