11連覇消滅危機の中国から韓国へ苦言! 試合中の“妨害行為”を母国メディアが指摘「ジャッジも向こうの味方だ」【世界卓球】
韓国選手を相手に苦戦を余儀なくされた中国の馬龍。(C)Getty Images
会場が熱狂の坩堝とかした大熱戦。ゆえに両陣営もヒートアップした。
2月24日に、韓国・釜山で開催されている世界卓球の男子団体戦は準決勝が行われ、大会10連覇中の中国が開催国の韓国に2勝を先行される大苦戦を余儀なくされた。
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地元の後押しを受けた勢いが絶対王者を飲み込みかけた。韓国は、世界ランク14位チャン・ウジンが同2位の王楚欽を3-1で破って先勝すると、続く第2試合こそ同18位イム・ジョンフンが同1位の樊振東にストレートで敗れたが、第3試合では同27位イ・サンスが、五輪で計5つの金メダルを獲得している同3位の馬龍をフルゲームの末に撃破する大金星を挙げた。最終的に中国が3-2と逆転して決勝進出を果たしたが、絶対王者は土俵際にまで追い込まれた。
間違いなく今大会で一番の激闘だった。そんな熱戦のなかで起きた“ある行動”が一部で問題視された。きっかけは、韓国が王手をかけた第3試合にイ・サンスが見せた振る舞いだ。
手に汗握る攻防を制した瞬間だった。緊張から解放されたイ・サンスは、両手を広げると、己を鼓舞するかのように咆哮。ニンマリと笑顔を浮かべた。勝者としては当然の振る舞いのように見えた。しかし、このベテラン戦士に中国側は異を唱えられた。
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