電撃引退の伝説左腕はポストシーズンで不要? 米メディアがぶち上げたド軍の最強ローテ「カーショーがいない方がより支配的」
ドジャースファンの万雷の拍手を受けながら、マウンドを降りるカーショー(C)Getty Images
エモーショナルな“ラスト登板”だった。
現地時間9月19日に本拠地で行われたジャイアンツ戦で、前日に今季限りでの現役引退を発表していたクレイトン・カーショー(ドジャース)がレギュラーシーズンでの本拠地ラスト登板。試合開始直後に先頭打者アーチを浴びたが、ランナーを背負いながら4回(91球)を投げ、2失点に抑えた。
【動画】カーショーのレギュラーシーズン最終登板に花を添える、大谷の圧巻の52号アーチシーン
MLB通算で453試合(2849イニング)に登板して222勝96敗、防御率2.54。3045奪三振を記録した言わずもがなの大投手がチームを去る――。無論、この日に13年連続でのポストシーズン進出を決めたチームにあって、ワールドシリーズ連覇を果たすための戦力にもなり得るが、試合後に「どんな役割でもやる準備がある」と明言した37歳だけに、先発ローテーションに加わる可能性は小さくなったとも言える。
では、ドジャースはいかなる先発投手陣で過酷なポストシーズンを戦い抜くのか。米専門サイト『Dodgers Way』は「カーショーの衝撃的な引退によって、ドジャースのポストシーズンメンバーに疑問符がつく」と銘打った記事内で、「チームはここからポストシーズンを勝ち抜かなければならないが、カーショーが出場を果たすという保証はない」と断言。「ドジャースの先発投手陣は、かなり揃っていて、中継ぎで使えないショウヘイ・オオタニのために場所を確保したければ、誰かが去らなければならなかった」と指摘した。
同メディアが「中継ぎで使えないオオタニ」と記したのには、理由がある。それは現行の二刀流ルールによる“壁”だ。






