ウソだろ?スタンディングオベーション中にピッチクロック違反で1ストライクに全米から疑問の声
これには米ヤフースポーツも疑問を投げかけた。「コディー・ベリンジャーは2023年に導入されたピッチクロックで最悪の違反を取られた。なぜならドジャースファンたちは、彼にスタンディングオベーションを捧げていたのだ」と報じた。
記事では「MLBの狙い通り、この新ルールは試合時間を短縮することに成功している。一定の成功をおさめているといえるが、この事象はシステムの重大な欠陥と言わざるを得ない」と指摘した。
ベリンジャーは1ストライクの宣告にも表情は変えることなく、結局1打席目はフルカウントからの6球目を打って一塁ゴロに倒れた。この日は4打数1安打1四球1得点でチームの勝利に貢献した。
また記事ではパイレーツのアンドリュー・マカチェンが古巣の本拠地で復帰初戦を迎えた際、盛大なスタンディングオベーションを受けた際には球審はタイムオーバーを見逃し、ピッチクロック違反を取らなかったとも指摘した。「こうした事象が起きた際には、柔軟な運用が求められるのでは?」と提起した。
まだまだ試行錯誤が続きそうな新ルール。メジャーリーグではこうしたシーンは大事なモーメントの一つとして広く周知されている。セレブレーション時には違反を見逃すなどの粋な計らいは、時短に勝るファンへのエンターテインメント提供となり得そうだが、どうなるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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