2試合連続失点の阪神ブルワー 球界OB「クイックができない」と弱点を指摘
岡田監督はブルワーをどのように起用していくのか。CSに向けてのひとつの焦点になりそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神は9月14日に優勝を決めて以降、経験を積ませるために積極的に若手を起用することはあまりせず、オーダーを大きく変えることもない。先発投手陣を引っ張ってきた大竹耕太郎や村上頌樹も危な気ないピッチングを披露して、大山悠輔や佐藤輝明もヒットを重ねており、これまで通りの盤石な戦いを続けている。優勝後も好調をキープしている。
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その一方で、わずかではあるが課題も見えてきた。シーズン途中から加入してブルペンを支えたブルワーだ。ブルワーは8月15日の広島戦で一軍デビューを飾ってからは無失点ピッチングを続けていた。被安打も1本に抑える完璧な内容で、一時は登板過多の岩崎優に代わって9回を投げさせるプランも浮上したほど首脳陣からの信頼も得ている。しかし、16日の広島戦、17日のDeNA戦で2試合連続失点。DeNA戦では同点の9回表のマウンドに立ったが、先頭の大田泰示に初球をレフトスタンドに運ばれて来日初黒星を喫した。
CSでも勝ちパターンとして起用される可能性もある投手だっただけに、ここに来て頭を悩ませる投球が連続しているのは心配だ。安定感を欠いているブルワーを、野球解説者はどのように見ているのか。