「第2の水谷の可能性も」球界OBが着目する現役ドラフト注目選手 「慣れれば打てる」
野手の注目株にはソフトバンクから日本ハムへ移籍が決まった2年目捕手の吉田賢吾の名前をあげた。吉田は桐蔭横浜大から22年のドラフト6位入団。ルーキーイヤーの23年は右ひじの故障で出遅れるも2軍で32試合に出場、打率.310と結果を残した。
プロ2年目となった今季は1軍では10試合に出場、プロ初安打を含む5安打、打率.192。ただファームでは79試合に出場し、打率.303、3本塁打、33打点と2軍では2年連続3割超えと本格覚醒が待たれるプロスペクトとしてひそかに注目を集めていた。
高木氏も吉田に関して「新庄監督の性格からして使わないことはない」と積極起用をしていくのではないかとしながら、チーム構成上、捕手ではなくコンバートしていく可能性もあるとした。
吉田の打撃に関しても「このバッターは右でいいバッティングしている」として、1軍では実績はないが「慣れれば打てる」と断言。「打っている姿を見ているとシャープだし、力強い」と評価しながら、「第2の水谷の可能性もなくはない」と今季ソフトバンクから同じく第2回の現役ドラフトで移籍、交流戦MVPを獲得と大きく飛躍した水谷瞬になぞらえて、成長曲線を期待する場面も。
「ソフトバンクから日本ハムに来た選手は相性がいい気もするし」とコンバートも視野に入れつつ、育成に定評のある新庄監督の起用法に注目するとした。
動画内ではロッテにドラフト1位入団、このたび西武へ移籍した平沢に関しても打撃の非凡さを認めながら、新天地での覚醒を願う場面もあった。
今回で第3回を迎えた現役ドラフトをめぐってはこれまでも、細川成也(DeNA→中日)、大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、水谷瞬(ソフトバンク→日本ハム)と投打にわたって、移籍先で新たに輝きを取り戻した選手も出ている。来季はどんなドラマが生まれるのか。それぞれの選手の活躍を願いたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【巨人】最強守護神Rマルティネス合流近づく中 注目される2025年版「勝利の方程式」の行方
【関連記事】「読売ジャイアンツとの契約をまとめている」2年24億円で決着か 注目集めるRマルティネス 巨人入りへ最終局面 米記者発信
【関連記事】【日本ハム】今季現れたシンデレラボーイ 1軍出場なしから大ブレイクを果たした23歳外野手の来季に期待「ロマンしか感じない」