「あの肩は魅力的」と岡田彰布監督が語った選手とは?気になる遊撃手争いのポイントに言及
そんな中、気になるのは、ポジション争い。
既に、昨年主にショートを守っていた中野拓夢内野手(26)をセカンドにコンバート。加えて、大山悠輔内野手(28)をファーストに、佐藤輝明内野手(23)をサードで固定することを明言している。
この意図について、岡田監督はこのように明かしている。
「クリーンアップを打つものがあまりポジションが変わってもと思っていた。彼らはドシっとポジションを決めてあげて、打つ方に専念しないと。バットでチームに貢献しないといけないからね、今日はどこを守るんだろうとかじゃなくて、一つのポジションを決めて負担を少なくしないとね」
一方で、まだまだし烈なポジション争いをくり広げているところも。
守りの要とも言えるショートでは、現在、小幡竜平内野手(22)と木浪聖也内野手(28)がし烈に争いを繰り広げ、ホットスポットとなっている。この点に関しては「まだまだ決められない」と話すに留めた岡田監督。
強肩とされる小幡のレギュラーの可能性を鳥谷氏が問うと、
「小幡はバットの方ではあまり良い結果が出ていないけど、守備の方でいいところが出ていたし。やっぱり肩を使いたいよね。あの肩は魅力だし。そういう意味でもスローのミスもこれから少なくなっていくと思うよ」
と、強肩と将来性を買っている様子。
その上でレギュラー争いについては
「小幡の場合はほとんど初めてだし、木浪も、最初はレギュラーという形ではやっていたけど、また期間が空いた。2人とも1年間通してっていうのは難しいと思うね。ショートはハッキリ言って1軍の戦力としてはその2人しかいない。2人で1年間乗り切って欲しいね」
と、両選手併用という形で起用していく方針を明かした。
自身が指揮をとった2005年を最後に「アレ」から遠ざかっている阪神。
チームをどのように変革し、強く育てあげていくのか。その手腕に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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