トヨタガズーレーシングが表彰台を独占したWRC最終戦 豊田スタジアムの特設コースに来場者は満足したが

タグ: , 2023/11/22

 このステージは最終日を除いた3日間に設定された。豊田スタジアムには各チームの整備拠点が集まるサービスパークも設けられており、4日間で6万6100人の入場者を記録。特に土曜日の18日はスタジアムの自由席が完売し、2万8000人が来場した。スタジアムの通常の収容人数は4万4000人で、機材設置エリアを確保する必要があり、スタジアムの最大キャパを3万5000人にしていたという。

 愛知県新城市から家族で訪れた47歳の会社員の男性は「スタートからゴールまで全部を見られたのが良かった。十分に楽しめた」と語り、同県長久手市から招待券で来場した53歳の会社員の男性も「8歳の息子に生の爆音を聞かせたかった。また、スタジアム内で走っているところを見たい」と好評だった。

 ただし、サッカーJ1の名古屋グランパスはピッチ改修で10、12月のホームゲームが岐阜メモリアルセンター長良川競技場での代替開催を余儀なくされ、サポーターからは不満の声が相次いでいた。スタジアムでの競技はトヨタ自動車の豊田章男会長の発案だったと言われるが、原状回復を含めて改修費用に数億円が投入されたといわれている。

 来場者から一定の評価を得ている一方、インターネットでもコアなファンが反応しているだけという印象が強かった。ラリー自体はスポーツ界ではまだまだマイナーな位置付け。日本に根付くにはまだまだ時間がかかる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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